通関士

通関士試験の勉強時間・勉強方法②通信講座編

こんにちは
有坂です。

通関士試験勉強の勉強方法のシェア記事2回目は通信講座についてです。
前回はスクール編について出しています。こちらも是非どうぞ。

通関士試験の勉強時間・勉強方法①スクール編こんにちは 有坂です。 前回「通関士試験を受ける意味はあるのか?」ということに着目してみました。 では実際に「挑戦しよう!」と...

 

通信講座

通信講座のメリットはいつでもどこでも勉強ができること。テキストはもちろんwebでの授業、解説動画配信をしていることがほとんどですのでスマホやPCで家でもその辺のカフェでも視聴しながら勉強することもできます。

教材が送られてきてそのままではなく、わからないところはメール等で質問ができるフォロー体制がある通信講座もあります。うまく利用すればスクールと同様に解説を聞くことも通信講座では十分可能です。

通信講座を選択した方にお話を聞いてみました。

一人目、中村さんの場合

事例①中村さん
事例①中村さん
「スクールは場所が限られていますよね。本当は通ってしまう方がいいのではと思ったのですがどこのスクールも自宅からも会社からも行きやすいところにはありませんでした。そのため通信講座を選択。

目の前に教材は揃っていても自分が勉強に手をつけ始めないといつまでたっても進まないので、最低限絶対勉強しなければいけない時間を決めました。

まず、朝いつもより早く起きて会社の最寄り駅まで行ってしまって朝早くから空いているカフェや24時間のマックとかで出社時間ギリギリまで勉強しました。1時間半は時間を取れるようにしました。

僕の場合仕事終わりだともう疲れてしまっていてたとえ家に帰らずどこかで勉強しようと思っても結局全く勉強が進まない、頭に入らないという感じになってしまったので思い切って出社前に。

スタバは朝7時に開くのでよく利用してました。

 

中村さん
中村さん
通勤ラッシュの時間帯からも避けることができ、通勤中の電車内でテキストを広げられる余裕もでき、30分くらいかかる通勤時間も勉強に当てることができました。これで平日朝は2時間は必ず確保。仕事終わりは気力のある時はできるだけやるようにしてましたが「◯◯時間」と決めてはやりませんでした。

また土日も朝を必ず勉強する時間帯にしました。土日だと平日以上に家にいるとだらけてしまうので朝早く起きて近所のカフェに行って混み始める昼前くらいまで勉強。

お客さんが少ない時間だと静かで、それでいてまばらながら他人の目もあるので勉強に集中しやすかったです。この時間帯だと少し長めにお店にいても店員さんに何も言われることもなかったです。

カフェの場合土日は日中混むけれど夕方18時以降になるとまたお客さんが減り始めます。なのでまた夕方から21時、22時くらいまで(大体閉店間際まで)勉強してました。

(平日)

6時 6時半 7時過ぎ 8時過ぎ 12時〜13時 13時〜 20時 20時半〜
起床 家を出る 会社最寄 出社 昼休み 午後勤務開始 退勤 余力があれば勉強。24時前には就寝
カフェ等で勉強

(休日)

6時半 7時〜 12時〜18時 18時〜 21時〜22時 22時〜
起床 近所のカフェ等で勉強 休憩・溜まった家事 カフェ等で勉強 帰宅 TV見たりすこしゆっくり過ごして就寝
中村さん
中村さん
さすがに試験1ヶ月前はこれに加えて可能な限り勉強に時間を当てていました。休みの日でも「あと試験まで1ヶ月無い!」ってなるとさすがにダラけることもなく必死で電卓叩いてましたね(3科目目の実務の問題は本当に必死でした。)

試験1ヶ月以上前くらいまでは平日最低2時間プラスα。土日は最低7−8時間+α。試験まで1ヶ月切ってからは平日3時間(仕事後も1時間はなんとか確保)。土日はかわらず7−8時間くらいでしたが学生に戻ったかのように勉強していました。

落ちてまた次の1年こんな勉強漬けの生活できないと思ったし、その気力もないだろうなと思いこの10ヶ月は自分で言うのもですが本当によく勉強しました(笑)でもだからこそ合格できた時はとても嬉しかったし、自信にもなりました」

 

二人目、田崎さんの場合

事例② 田崎さん
事例② 田崎さん
「私の場合行きやすいところに某学校そのもの自体はありました。しかし残念ながらそこの校舎では授業が開講されてなかったのです。そのため通信講座で勉強することに。私は朝はギリギリまで寝ていたいタイプで今より早く起きてなんてことはできなくて…。正直考えたこともなかったです 笑

なので平日は仕事が終わってから家やカフェやファミレスで勉強。私の勤めている会社はいわゆるオフィス街なのですがそのため仕事終わりの時間帯のファミレスは夕食時と重なるのですがあまりいつも混雑していませんでした。

みんな飲みに行ったりするからでしょうか。私と同じように勉強しているサラリーマンとか結構いました。平日は夜に1時間半から2時間くらいは勉強していました。

時間が限られているのでここでわからないことがあった場合は「わからないことリスト」にまとめておいて休みの日にまとめてメールで質問を送っていました。最初はわからないことをその場で解決しないとと思ってあくせくしてたらそれだけで夜22時近くになっていて全然勉強進まないってなってしまって。

あと会社の同僚数名も通関士試験に挑戦していたので土曜か日曜のどちらかで勉強会を開くなんてこともしていました。1回につき3、4時間はやっていました。

田崎さん
田崎さん
一緒に勉強しようとなると嫌でもだらけなくなりますし、職場の同僚だったので「自分だけ落ちたらどうしよう」みたいな強迫観念にもかられ勉強しようとする意思が維持することができたと思います。

最初は通関士試験にチャレンジすること自体人に言うつもりなかったんです。勉強できなかったら、落ちた時にダメだったんだって知られるのも恥ずかしいと言うか、なんか嫌だったので。でも人に言ってしまうと後戻りできない状況になるので自分だけで頑張るよりちゃんとするですよね。なので公表してよかったなと今では思います。

(平日)

7時 8時 9時少し前 12時〜13時 13時〜 18時過ぎ 18時半〜22時頃 23時
起床 家を出る 出社 昼休み 午後勤務開始 退社 ファミレス等で勉強 帰宅
寝支度して25時頃就寝

(休日)

8時 〜13時 13時〜16時 17時 18時 20時半〜23時 23時〜 25時半
起床 家事等 同僚達と勉強会 帰宅 夕飯・風呂など、ゆっくりする時間。 勉強 少しTVなど見たりネットしたり 就寝
田崎さん
田崎さん
あと9月に模試を受けることができたので本番前に会場で大人数が時間を計られながら試験を受けるあの独特の雰囲気を体感できていたのは良かったです。

試験開始時間も、試験科目の順番も休憩時間も全て一緒。違うのは会場の場所ぐらいです。自分で時間を計って家やカフェでやるのとはやっぱりまた違います。あの雰囲気に飲み込まれそうになって計算を焦ったりしてしまった自分を後から冷静な目で振り返ることができました。試験当日までに最低1回は可能なのであれば体験しておいたほうがいいです。

お二方、ありがとうございました。

通信講座も結局は自分で手をつけなければいつまでたっても勉強を進めることができませんのである程度自分を律する必要はありますが、なかなか時間を確保するのが難しい現代社会人には「どこでも勉強可能、だけどわかりやすい教材やサポートもある」という通信講座はもしかしたら一番選択肢しやすい方法かもしれません。

費用もスクールに比べれば格段に安くなります。

有坂:今はスマホに解説動画などをダウンロードして視聴することも可能ですよね。移動中の電車の中や出先で少し時間ができて入ったカフェなどでもイヤホンして視聴するなど隙間時間を上手く利用できるのが魅力です。

そして次回は一番安上がりな独学編です。