フォワーダー

フォワーダーの給料

こんにちは
有坂です。

貿易業界には欠かせない存在のフォワーダー。
今では貨物運送だけでなく様々な事業を担っている会社が殆どですがそんなフォワーダーの給料事情はどのような感じなのでしょうか?

フォワーダーの平均年収

フォワーダーの年収はおおよそ400万台〜800万台と幅広くなっています。
「通関士の年収」と同様勤める企業や年功序列色の有無や外資か日系か、またマネージャークラスかそうでないかでももちろん変わってきます。
なかなか1,000万を越えてくるような求人というのは少ないようです。

フォワーダー業務は派遣会社の求人にも多く出ており、派遣社員として働くことが可能です。もともと業務範囲の広い職種であるため勤める会社によっても受け持つ仕事の内容が様々です。

派遣社員として働く場合は大概お給料は時給で発生しますが派遣の場合東京都心の場合で大体1,600円〜2,000円の間が多いです。
大阪や愛知県等になると役1,500円くらいにになります。

メーカーや商社の貿易事務や通関士などと同様に知識と経験がものを言う職種であることは一緒ですが派遣社員に関しては未経験で募集をしている企業もあります。
業務の幅が広い利点として最初はあまり難しくない内容から徐々に仕事を覚えていくことも可能です。
未経験の場合はどんな仕事でもそうですが一番下限の時給での契約になるかもしれませんがスキルアップしていくことで時給2,000円くらいで働けるようになる可能性もありますし、そこから正社員の道も開けます。

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日本の輸出入件数は年々増加している一方人口減により働き手は減少しているため人材を求められている職種でもありますし、日本国内だけで完結しない海外と関わる仕事です。内需の先細りが囁かれている今、海外と関わる仕事を選ぶのは将来の自分の可能性を延ばす意味でもありな選択ではないでしょうか。

フォワーダーの給料を上げるには

フォワーダーに限ったことではないかもしれませんが
仕事で必要な知識を沢山取り入れ、様々な案件に取り組み、経験を増やしていくことです。

フォワーダー に限らず貿易関係の仕事は知識と経験と対応力が問われる仕事です。
国際関係の仕事であるがゆえに国の違いによる考え方が原因による問題や、コンテナ運搬途中でのトラブル発生など貿易の世界はイレギュラーなことが起こることが多いです。

しかしどんな仕事でもどんな人でも最初から全てのことに対応できるスキルを持っている人などいません。
どんなに「すごい」と思うような人でも新人の時代はあったのです。「すごい」と思える人はゼロから少しずつ勉強、経験を重ね周りの人から「すごい」と言われるまでになったのです。

勤める企業の定める給与形態にももちろん左右されますが、「すごい」と思われるほどにまで力を身につけていけば自ずと給料は上がっていくでしょう。企業としても実力をつけて会社にとってプラスの働き方がでいている人を評価します。

もしも会社の自信に対する評価に納得できなかったのであれば転職も視野に入れることになると思います。
その場合、より知識と経験を積み、できることが多い人の方がもちろん転職活動もしやすいです。自分を売り込む材料は多いに越したことはありません。

平均年収があまり高くないと言われている物流業界ですが、働き手は減っており、即戦力は重宝されます。
その上国際貿易関連の仕事は無くなることはないでしょう。

また知識と経験が一番であることが前提ではありますがくわえて通関士などの貿易関係にまつわる資格は勤める企業によっては手当の対象になることもあります。派遣社員の場合でも採用で優遇されたり少し時給に影響が出てくることもあります。
取得していなくても仕事はできますが、取得していることでプラスα自分をアピールする材料にもなります。

もし高額な手当てでなかっとしても0円のままでいるよりは確実に手にするお給料は上がります。

湊君:1円を馬鹿にするものは1円に泣くってやつですね。

時代についていける人は生き残れる

昨今世界の変化は目まぐるしいものがあります。
2、3年前の常識は今ではちょっと違ってきている…なんてこともザラにあります。
ここ最近で言えばTPPなどがそうでしょう。適用貨物の輸入案件であれば輸入者はとても恩恵を受けられます。

本来メーカーや商社はこういったことに敏感でなければなりませんが受け持つ取引先によっては全くという担当者も…。
その時にスピーディに「これがこう変わったから今後こうなりますよ!」ということが提案出来るか否か取引先からの信用度が上がりますね。

また配送案件についても

「こっちの航路の方が今は料金が安いですよ」

「この貨物をここまで運ぶだけなら〇〇をなくせばかかるコストが抑えられますよ」

「ちょっと高くついてもこうした方が貨物の安全を考えた時に安心です」

などの提案がすぐ出来ることも大事です。
各企業はコストを抑えつつかつ、安全に貨物を目的地まで到着させることを希望していて、フォワーダーはその希望に応える仕事です。

時代と効率を考えた運送方法の提案、実行をできることは顧客の信頼も得られ、自身の経験もプラスされ、別のフォワーダーに転職する際にも有利に働きます。

日本は海に囲まれた国で各国との輸出入には船舶、航空機の使用が欠かせません。
国内とは異なり通関手続きなども含めた専門性の高い内容の仕事が多いですが給料面から見ると青天井というわけでは決してありません。

しかし人々の日々の暮らしを支えるモノの海外とのやりとりを担っているというのはとてもやりがいのある仕事です。また貿易関連の知識に関しては他の職業よりも知識と経験を積むことが可能であることを考えると、将来的に国際関連の仕事を続けていくことを考えたらその時手にするお金以上の資産が自分に身につくと考えたら一概に給与だけでは測れないところもあります。

湊君:フォワーダーという仕事は決して楽ではありませんし給料がめちゃくちゃいいかと言われればそうでもないのが本当のところです。しかし自分の仕事の成果が見えやすい、普段の生活に役立っていることが特に輸入品などを街で見かけた時は実感しやすいです。

給料はもちろん大事ですが、それだけで仕事や会社を決めてしまうと後々「ヤベェ会社に入っちまった。」となりかねませんのでフォワーダーであってもフォワーダー 以外であってもお金だけで全てを判断するのは得策とは言えない、と思います。とだけ言っておこうかな。。。

有坂:お金を第一に考えて仕事し続けるって結構強めな精神力が必要よね。実は。みなさんはいかがでしょうか?フォワーダーという仕事が気になっている方はこちらの記事が参考になれば幸いです。