貿易事務

【初級】コスパ◎貿易事務が英語に慣れるおすすめ方法 

こんにちは。
有坂です。

私は今食品メーカーで貿易事務として働いています。

ということを初めて会う人や久しぶりにあった友人に話しの流れでいうと
大体の確率で

「英語できるんですね」

みたいなこと言われるんですね。

今でこそ10年くらい働いているので以前に比べたらまだマシになったかなと自分でも思うもののすごくできるかと言ったら全然そんなことはありません。

実際に貿易事務を始めたばかりで

全く英語に触れてきませんでした。

英語は学生以来です。

という派遣の方も多いです。

私自身、新卒で就職してそのままこの仕事をすることになったのですが
学生時代に積極的に英語に触れてきたわけではないのでほぼできないレベルでした。

ということで他の記事でも書いているのですが英語力がほとんどなくても貿易事務の仕事は始めることはできます。

しかしやはり仕事ですから、

全く英語に対しての不安や拒否反応がいつまでもあってはいけないな、と仕事を始めてから感じました。

そんな英語力ほぼゼロの私が貿易事務の仕事をしていく上で英語に慣れるためにやったことを今回はシェア出来たらと思います。

貿易事務で使用する英語

会社にもよるかもしれませんが、英語力ほぼなくて貿易事務の仕事に配属させるくらいのところはおそらく最初から業務に関わることを電話でやりとりするようなことはしないと思います。
なぜなら聞き間違いの解釈の違いにより業務に支障をきたす可能性があるかもしれないからです。

せいぜい誰かに取次ぎする程度でしょう。

最初の頃はまず貿易事務の仕事のメインとなる書類の内容を把握するところからスタートします。
貿易事務の仕事で使用する船積み書類の英語はほとんど専門用語です。

なので最初は記載されている単語の意味をそのまま覚えることに徹することが良いです。
仮に英語が話せたとしても専門用語の単語の意味を理解しないと仕事になりませんのでこれは必須です。

「仕事のため」と考えて必死に覚えていると「英語」を勉強している、という感覚からは少し離れるんですね。
インコタームズやETD ETA などメインで使用する専門用語の単語の意味を一通り覚えた頃には英単語に対する苦手意識はだいぶ払拭されます。

調べて覚える=単語わかる という風に頭が無意識に認識し始めますので。

メールは箇条書きからスタート

船積書類の内容や、社内で決められた書類処理の仕方を覚えたら今度は海外の担当者とのやりとりも任されるようになります。
いわゆるコレポンという作業です。

この段階に来ると「単語」にプラスして「文章を書く」ということがプラスされます。
メールを作成する上で大前提が相手に正しいことを伝えることです。

最初のうちは無理に文章にしようとせず箇条書きの方がわかりやすく相手に正しく伝わります。

少々幼稚に見られてしまうのでは?と不安になるかもしれませんが相手も日本人のほとんどが第一言語が英語でないことはわかっていますし、英語が第一言語の人の中には英語が堪能の人と、そうでない人がいることはどの国見ても同じです。

友達との遊びの連絡や英語の勉強のためのメールであればどんどん間違えてもいいですが

仕事のメールは正確さが最優先です。

例えば

・いつもお世話になります。
先日いただきました書類の商品の番号が12345が正しい表記のところ23456になっておりました。
大変お手数ですが訂正をしていただきたくお願いいたします。

 

という文章を

 

・いつもお世話になります。

書類に記載の商品の番号について
× 23456
◯12345

訂正お願いします。

よろしくお願いします。

日本語に直訳するとぶっきらぼうに見えますが
極端な話このくらい箇条書きでも最初はいいんです。

英単語を組み合わせて必死で丁寧な文章を時間かけて作り上げて送っても
相手からしたら「は?よくわかんない」となったら全く意味がないですしメール作成にかけた時間も無駄です。

最初は箇条書きで、わかりやすいメールを作成するようにしましょう。

返信メールを参考にする

箇条書きメールで英文メールを送ることに慣れてきたら
今度は相手からの返信や同じ職場で働く英語が堪能な方のメールを参考にメール文章を書いてみましょう。

相手の返信メールなどは最初は意味を理解することだけに力を注いでいる状態かもしれません。
しかしある程度慣れてくれば、「そうか、こういう風に書けばいいんだ」という見方に自ずと変わってきます。

有坂:英文メールというものに触れるのが日常的になってきた頃からそういう視点から見ることができるようになった気がします。

参考にする返信メールの文面が綺麗な正しい英語であるとは限りません。
おそらくそうでないことの方が多いかもしれません。

もしもちゃんと綺麗な英文メールをかけるようになりたい、と思うのならば中学や高校で勉強した英文法の勉強をし直した方が良いです。

ただ改めて「勉強」というスタイルにするのはめっちゃしんどいということであれば
実際仕事中にやりとりしている英文メールを参考にすれば手っ取り早く仕事に活かせる英文メールを書けるようになるのでオススメです。

英字新聞を購読する・英字のフリーペーパーをもらう

時にメールでダァーッと長文のメールが来ることがあります。

日本語でやりとりする時も内容によってはメール文面がちょっと長めになってしまうことがありますよね。

同じく英語でも1つのメールが長くなってしまうことがあります。
よくよく見てみると文章の構成は箇条書きだったとしても何行も書いてあるととても長文のメールに感じてしまいます。

ある程度の長さの文章に慣れるには英字新聞がオススメです。
駅の売店なんかに売っているあれです。大体1部300円くらいで購入可能です。

英字新聞にはグレードがあり、
ほとんど全ての面が英語のものから半分くらい日本語のもの、時事ニュースが多いもの、またコラム的な読みやすい内容の記事が多めなものと様々あります。

半分くらい日本語の新聞は比較的読みやすいですし、英字部分の記事もとても長文だったりしないので英文に慣れるための目的であればオススメです。

定期購読にすれば値段的にお得になりますし、強制的に続ける環境を作ることもできますが
最初は1部ずつ買って試し読みが良いと思います。

また最近はフリーペーパーで英字書かれているものもありますね。
海外からきた方向けに発行されているものがほとんどなので内容的にどこかの施設の説明だったり観光の案内だったりすることが多いし文章もやや難しいですがコスト面から考えると活用の価値があります。

興味のある雑誌などを買ってみる

新聞やフリーペーパーだとコストパフォーマンスはとてもいいけれど
内容が興味持てない上に英語だしでもう全然ダメ。。。という方は少しの出費に目を瞑ることができるなら
自分の興味のある内容の雑誌などを買ってみるといいです。

もしファッションに興味があれば海外で発行されているファッション誌でもいいでしょう。
料理が好きならレシピの乗っている本でもいいです。
近くの本屋に取り扱いがなくても今はアマゾンとか楽天とかネットで簡単に買えます。

多少の出費はあるものの普通に本を買うのと同じくらいの値段ですので是非試してみてください。

いかがでしたでしょうか。
今回は英語全く初心者で英文に慣れるための方法ということで
実際に貿易事務の仕事をやり始めた時に試したことをシェアしました。

ちなみに私の英語歴は中学?高校生くらいの時に英検3級を取ってから
それ以降英検も受けてないしTOICEも受けていません。

第三者から見てどのくらいの能力か測ることのできる資格というのは取得するのも良いと思いますが私は先に使えるようになることを目的にしたため、社会人になってから資格試験を受けたりしていません。

今目の前で英語を使用しなければいけない環境で、
「英語全くできないから、とりあえずTOICEの勉強でもしようかな。。。」
ともし考えているならまずは先に日常生活で触れることができる英語に触れることをお勧めします。

今回もご参考になれば幸いです。