貿易事務

貿易事務の平均年収・時給はどのくらい??

こんにちは、有坂です。
どの職業でもそうかもしれないですけど自分が経験していない別の職の給料がどのくらいかは気になりますよね?
よく聞かれます。

飛鳥:貿易事務のお給料が普通の一般事務とどのくらい違うのかは、一般事務勤めの身からしたら興味アリです。お金大事!

有坂:お金は大事ね。

貿易事務の給料は一般事務に比べたら高めです

貿易事務の仕事は海外の工場や会社とメールや電話等でのやりとりを行いながら書類作成、内容確認、商品のスケジュール管理といった業務をしていきます。
貿易に関する専門知識、英語力が必要とされる業務内容のためお給料は派遣社員、正社員共に一般事務などに比べて高い傾向にあります。

こちらは正社員の平均年収です。

2017年9月〜2018年8月の1年間に、dodaエージェントサービスに登録した人のうち、正社員として就業している20歳〜65歳までの約36万人のビジネスパーソン(サラリーマン)のデータを元に、さまざまな切り口で平均年収や生涯賃金をまとめました。

事務/アシスタント系職種の平均年収

医療事務 292万
一般事務 329万
営業事務 327万
秘書/受付 334万
貿易事務 369万
翻訳/通訳 352万

(出典:平均年収ランキング最新版【職種別】doda(デューダ)/https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/)

事務職であるため他の職種に比べると高収入とは言い難い年収データではありますが他の事務職に比べると高いことがわかります。

派遣社員の場合時給での契約が主なため時給にて記載します。

職種別平均時給(2018年12月関東エリア)

未経験
医療事務・調剤事務 1248円
一般事務・OA事務  1449円
営業事務      1464円
秘書        1636円
受付        1369円
貿易事務      1608円
通訳・翻訳     1897円

経験を活かす
医療事務・調剤事務 1250円
一般事務・OA事務  1441円
営業事務      1474円
秘書        1634円
受付        1354円
貿易事務      1623円
通訳・翻訳     1924円

(出典・派遣職種平均時給【2018年12月関東版】はたらこねっと/https://www.hatarako.net/contents/heikin_jikyu/)

こちらのデータでは通訳・翻訳の仕事の方がかなり高時給である結果になっていますが医療事務、一般・OA事務、営業事務等に比べると高い時給であることがわかります。

経験や実務の幅によって時給は変わってくる

実際に勤務する会社によって担当する業務も異なります。
規模の大きい会社になると取り扱う件数も多くなるため貿易に関する一連の仕事を細分化することも多いです。人材派遣会社のパソナの調べによると業務の幅でこのように時給も異なってくることがわかっています。

首都圏※勤務、パソナ派遣先企業の時給例
※首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)
STEP 1 貿易書類作成レベル 平均時給1700円
STEP 2 貿易取引全体を担当するレベル 平均時給1760円
STEP 3 非定型的な業務を行うレベル 平均時給1890円
※2018年6月時点での実績

出典:貿易事務職の給料・待遇について、実際のところが知りたい!/シゴ・ラボ POWERED BY PASONA /https://lab.pasona.co.jp/858/)

STEP1は INVOICE,PACKING LIST などの船積み書類の作成が主な仕事内容

STEP2は STEP1の業務に加え海外の工場・企業とのやりとり、通関業者への依頼等も含まれる業務内容

STEP3は 公的機関に提出する書類作成や商品の積みつけに関する業務も含む
という違いがあるようです。

勤務先により業務の幅は異なるとはいえほとんとがSTEP2に該当する業務範囲の求人が多いようです。
職種別平均時給(2018年12月関東エリア)と比較し首都圏により絞っているため平均時給が上がってはいますがSTEP2レベルで関東県内であれば1600円〜1760円くらいと考えてよさそうです。

正社員に関しても働く企業の規模や部署の分け方で担う業務内容は変わってくるでしょうが
概ねSTEP2やSTEP3の業務に携わることが多いです。またプラスして営業事務寄りの仕事や勤める会社によっては正社員の担う仕事を兼務する可能性も十分にあります。

飛鳥:色々経験できて自分に身につくことが増えるのは良いけれど、正社員と同じ仕事するなら給料もなんとかしてほしいわね。

お給料をより多くするためには

正社員であれ派遣社員であれ事務職という職種はなかなかお給料が増えにくい職種です。
しかし貿易事務は専門性が求められる仕事のため、より専門知識を増やし、蓄えた知識をアウトプットし、経験を積み上げていけばより自身のスキルを高めることができます。自身の仕事の成果をアピールしやすいため給料交渉も一般的な事務の仕事より行いやすいでしょう。
貿易事務の知識は基礎が一旦身につけば扱う商品が変わっても業務内容が大きく変わることもないため他業種へ転職を考えた際も有利に働きます。そうすれば今よりもお給料の高くなりそうな企業への転職も夢ではありません。特に派遣契約であれば正社員では入社が難しいような企業でも働ける可能性があります。同じ業界内で働き続ける場合は扱う商品の知識などを深めればより重宝されるようになるでしょう。
(事務職となると書類処理の仕事がメインのため自社製品や業界の商品についてあまり詳しくない人も多いです)

メーカーや商社の貿易事務職は派遣で未経験からの求人も多く出ているため
1から始めてステップアップが望める職種です。
事務系の仕事でも専門性が身につく仕事がしたいという方はチャレンジしてみる価値がある仕事です!

 

有坂:私自身今特別転職したいとか考えているわけではないけれど、元同僚は何人か生活との兼ね合いで転職していたけど割とすんなり決まってたかな。派遣契約だったけど一般事務よりも競争率が高くないらしい(これはあくまで友達リサーチ)

飛鳥:一般事務よりお給料も高いしまた転職するとなった時も知識と経験が有利に働くっていいですね。将来見据えて今のうち(あ、私27歳です)に挑戦検討しようかしら。。。

*お給料や求人数など競争率などは常に変化しています!貿易事務がちょっと気になったら最新の情報をチェックしてみてください。